あらすじ
5年前。オルテガの死の知らせとともにアリアハンにやってきた謎の商人軍団。
「オルテガさんには返していただくものがあるんですよ」
勇者としての世界的な活動のために百万ゴールドの負債を抱えていたオルテガ。
「無理です、そんなお金」
「奥さん、あなたに返してもらおうと言うんじゃない」
「え……?」
「我々も商人。担保がなければ金は貸しません」
「勇者に金を貸すのなら、担保も勇者でなければね」
時は流れ、16歳の誕生日を迎えるオルテガの息子。
「おきなさい。おきなさい私のかわいい……」
知らぬ間に百万ゴールドの担保となっていた勇者。
自由の身になるための、返済の旅が今始まる。