ピカッ ゴロゴロゴロ
「あ、雷だ」
「近いね」
 ピシャーン
「うわああっ」
「落ちた!」
「大変だ、人に落ちたぞ」
 ザワザワザワ
「死んでる?」
「どうだろ。動かない」
「……う……」
「あ、生きてる!」
「大丈夫ですか。あなたに雷が落ちたんですよ」
「……そうですか。いてて……」
「シッ! みんな静かに!」
 ゴクリ
「……皆さん、謎は全て解けました」
「大変だ! 落雷のショックで天才になってる!」

「なんであんなこと言ったの」
「いや、なんか期待されてるような気がして」
「チョコレート小学校の秘密」

 きょうは運動会がありました。
 チョコレート小学校の運動会なので、茶組と白組にわかれてたたかいました。ぼくは茶組だった。いろいろなきょうぎがありました。
 さいしょは玉いれをしました。玉はチョコでした。きょうはあつかったので、さわるまえからとけてました。さわるともっととけました。きもちわるかった。かごの中の玉もとけて、ぽたぽたとたれていました。おわると先生がかごをたおして、とけたチョコの中から玉をさがしました。みんなで「1、2」とかぞえて、先生はそれにあわせて、玉を1こずつたべました。
 きばせんもありました。上の人のはちまきをとりあうのです。はちまきはチョコでした。茶組の上の人は、はちまきがとけて、茶色いあせが出てるみたいでした。白組は白いあせです。おわると先生がはちまきをあつめました。みんなで「1、2」とかぞえて、先生はそれにあわせて、はちまきを1本ずつたべました。
 ぼうたおしもありました。みんなで、てきのおおきなチョコをたおすのです。きょうはあつかったので、ぼうはやわらかかった。ぼうをたおそうとした人が、ぼうの中に入ってしまいました。茶組がかちました。ともだちの吉岡くんは、このきょうぎにでていたので、うれしそうだった。ぼくのところにきてハイタッチをしようとするので、ぼくは「よるな」といった。吉岡くんは全しんチョコでどろどろだったからです。
 ときょうそうもありました。ぼくはびりでした。でも1とうになると、チョコでできたはたをにぎらなくてはならないので、あまりくやしくなかったです。
 リレーもやっていました。バトンがチョコなのでとけていた。あと借りものきょうそうも、チョコを借りてとけていた。くみたいそうも、くみたてたチョコがとけていた。つなひきはつながとけたので、ひきわけになりました。
 全ぶきょうぎがおわっててんすうばんをみたら、てんすうばんもとけてなくなっていたので、どっちがかったかわからなかった。そのあとみんなでならんで、校長先生のはなしをききました。とけたチョコでくつがにちゃにちゃといった。
 おわったらきょうしつにもどりました。先生がみんなにココアをごちそうした。それをのんだ。みんなで、「てんこうしたい」とはなしあいました。
 猛暑が支配する世界。だが、人類は死滅してはいなかった!

「た、たすけてくれ。わ…わしはこのドライアイスを、どうしても村にとどけねばならんのじゃ」
「なにー」
「このドライアイスでアイスクリームを冷やしたら、あんたらにも分けてやろう、それまで待ってくれ」
「なおさらそのドライアイスを食いたくなったぜ」
 そこへ胸に北斗七星のあせもを持った男が登場。
「ねえねえ、梨本さん」
「何?」
「梨本さん、前ジグソーパズル好きだって言ってたよね」
「うん。好きだけど」
「どれくらいの大きさのやったことある? あの、何千とかいうのあるでしょ」
「一番多いのでは……1万ピースのをやったことあるかな」
「1万! すごい」
「あ、いつもそんなのやってるわけじゃないからね。でもどうして?」
「あのね。私今3千のやつやってるんだけど難しくて……。もしよかったら手伝ってくれないかな」
「あ、やるやる! わーうれしー」

「で、これなんだけど」
「……何これ」
「だから、さっき言ったパズル」
「それは分かるけど、あの、ちょっと見せてね」
 ざらざらざら
「これ、絵がないの? 全部真っ赤」
「そうなの。普通のパズルでもこんな大きいのやったことないから、もうどこから手をつけていいのか分からなくて」
「分からなくてって。なんでいきなりこんなマニアックなパズルを」
「ちょっとわけがあって……。あの……笑わないでね」
「笑わない笑わない。多分」
「私のおじいちゃんがね、このパズルに乗って空飛んだの」
「…………」
「笑わないでね」
「笑えないよ」
「このパズル、『空飛ぶ絨毯』っていう名前らしいの。その名の通り、完成したら空飛ぶ絨毯になるんだって」
「ふ、ふうん」
「この箱に文字が書いてあるでしょ? 私には読めないけど、おじいちゃんが日本語に訳したメモがあるの、これ」
「ええと……完成すると空飛ぶ絨毯になります。ノリなどで接着する必要はありません。正しく完成させれば2度とパズルには戻らず、あなたは空を自由に飛べるのです……うーん」
「だから、作ってみたいの。協力してくれる?」
「……こういうバカなパズルは大好きだから私もやりたいけど……。でも新井さん、本当に信じてるの? これが絨毯になるなんて」
「信じてるよ! だっておじいちゃんは、空から落ちて死んだんだから」
「えっ。ちょっとそれって」
「庭の真ん中で死んでたの。まわりには高いものも何もないのに、どう見ても5メートル以上の高さから落ちたとしか考えられない死体だったんだって。そしておじいちゃんの死体のまわりには、バラバラになったジグソーパズルが」
「ちょっと待って待って」
「何?」
「あのさ、もしそれが完成したら空飛ぶ絨毯になるとするよ」
「うん。なるよ」
「おじいさんはそれを完成させたってことだよね? で、それに乗ったと」
「うん」
「それなのに落ちて、パズルはバラバラになったってことは、このメモにある『完成させれば2度とパズルに戻らない』っていうのは嘘ってことになるよね?」
「完成させれば、じゃないよ。『正しく完成させれば』って書いてあるもん。きっとおじいちゃんあせってて、どこかちゃんとはめこまなかったりしたんだよ」
「うーん。そうなのかなー」
「ねえ、手伝ってくれるんだよね? どこらへんから作ればいい?」
「うん、基本ははじっこからだけど」

「梨本さん……すごい。よくそんなに作れるね」
「えー。まだ全然進んでないけど」
「でもこんな無地なのにそれだけ組めるなんて。何かコツとかある?」
「慣れかなあ。この形、さっき見た。とか思うの」
「慣れかー。私もそのうちできるかな……」
「ねえ、新井さん」
「何?」
「なんか、本当かもって思えてきた。これが空飛ぶ絨毯って話」
「うん、本当だもん」
「ピースを手に持った時、不思議な感じがする。あったかいような……」

「お邪魔しまーす」
「今日こそ完成させようね、梨本さん」
「うん。きっとできるよ」
「私にも少し分かってきたよ。形見て、これかなって思う感覚」

「あと3個」
「これがここでしょ……」
「で、これがここ」
「これで最後の1個だよ。最後」
「うん」
「今までにやったところ、どこかはずれてたりしてないよね?」
「ん……大丈夫」
「ねえ。最後の1つ、一緒に入れようよ」
「うん」
「……と」
「よーし」
「できたー!」
「やったね」
 ピカッ
「わっ」
「パ、パズルが!」
「浮いてる……それに、なんだか……」
「布になってる……? 梨本さん、これ!」
「……本当だったんだね……」
「乗ろうよ!」
「え、ちょっと本気? だって新井さん、おじいさんが」
「大丈夫だよ。さっきちゃんとチェックしたじゃない」
「で、でも」
「一緒に作ったんだから一緒に乗ろうよ。私1人で乗っちゃうよ?」
「いいよ私は。パズル組むのが好きなだけだから」
「乗れるのに。ほら、ふわふわーって。ほら、自由に動くよ、ほら!」
「すごいね……。でも、私はいいよ」
「私、ちょっと外を飛んでくるね」
 ガラガラ
「だ、だめっ」
 ドン
「あっ」
 突き飛ばされ、絨毯から落ちる新井。
「な、何するの!? あ、絨毯が! 絨毯が行っちゃう」
 窓から出ていく絨毯。
「梨本さん! ひどい! どうしてよ!」
「だ、だって……あっ」
「せっかく作っ……て……?」
 2人が見つめる窓の外、赤い絨毯が元のパズルになってぼろぼろと崩れていく。
「……嘘……どうして……」
「新井さん」
「梨本さん……ごめん。私も死ぬところだったんだね」
「ううん」
「でも、どうしてだろ。やっぱりパズルには戻らないっていうのは嘘だったのかな」
「……多分、嘘じゃないよ」
「じゃあ、どうして」
「きっと、あのパズルは正しくできてなかったんだと思う。作りながらなぜか不安だったんだけど、やっとその理由が分かった」
「どういうこと? ちゃんと完成したじゃない」
「何千もピースがあるパズルには、ほとんど同じ形のピースがいくつか入ってたりするんだよ。だから間違った場所でもはめることができちゃうの」
「…………」
「普通のパズルなら絵で間違ってるって分かるけど、あれじゃ……」
「それじゃ……おじいちゃんも同じ間違いを」
「多分ね」
「……あは……あはは。同じ間違いするなんて、やっぱり血筋なのかな」
「まあね。あんなものに乗って、いきなり窓から飛び出そうとするあたりが血筋かもね」
「てへ」
「ここから歩こう」
「え、ここに止めるの? レッカー移動されるよ」
「大丈夫。なんとこの車は2足歩行ロボに変形するのだ!」
「ええっ」
「スイッチオン!」
 ゴゴゴゴゴ……ガシャーンガシャーンガシャーン
「わあー。カッコイイー」
「フフッ」
「でも場所をとるのは同じだー」
「うっわ! すごいもんが出てきた!」
「お? 何よ」
「小学校入ってすぐの頃、お前俺んち泊まりに来たろ」
「あったっけな。つかその頃よく泊まりに来てた気がする。なんでだっけ」
「そん時に録ったテープ!」
「おー」
「『完二と裕樹のらじお』だって。うはは」
「全然覚えてないなー」
「聞いてみよう」

 ガチッ
「こんにちは。完二です。今日はなんとゲストが来ていまーす」
「こんにちはー。裕樹です。今日は完二くんの家に泊めてもらっています」
「ええと。どうですか。僕のうちは」

「どうですかだって。くく」
「けっこうしゃべんのうまいね」

「いやあ。ごはんがおいしいです。最近うちのお母さん、あまりごはん作ってくれないんですよー」
「えーそうなんですか」
「あとあれですね。友達と入るお風呂って楽しいですね」
「そうそう、どちらの持ち物が立派かなんて比べあってね」

「持ち物っておい……小1のくせに」
「小1ならではの行動という気もするけど」

「もちろん僕の方が立派なんですけどね」
「えー。さっきと言ってること違うじゃないですか。負けを認めてたくせに」
「負けを認めたのはそっちでしょ。立派だねって言ったじゃないですか」
「言ってませんて。立派じゃなくてスリッパのようなサイズだと言ったんですよ」
「そりゃ大きいですね」
「しまった!」

「何だこいつら」

「ま、しかしスリッパ程度では僕は全然満足できないんですけどね」
「えーっ。スリッパ以上ですか? 小1としては悲惨ですよ」
「でもうちのお父さんはそんなもんじゃないですから」
「スリッパ以上ですか? すごいですね」
「スリッパなんて問題にならないです。センチじゃなくてメートルで測りますから」
「メートル!」
「いやむしろ、キロメートル……」
「どんな(バキューン)ですか」

「あ、消してやがる」
「無意味だ」

「いや、本当ですよ。海とか余裕で越えますから」
「どんどんスケールアップしてるんですけど」
「飛行機に乗った人が窓から外見て、おや? って言いますから」
「見えるんですか!」
「そうですよ。追いかけてくる! チンコが追いかけてくる! って言いますから」
「妄想野郎じゃないですか」
「で陸に着いたら、今度は地面すれすれにだーって伸びてって、ついに帰宅するわけですよ」
「チンコだけが?」
「そう、うちのお父さん1年前からアメリカに単身赴任してますから」
「あ、そうでしたね」
「なのに今度弟が生まれるんで、多分そういうことじゃないかと思うんですよ」
「すごい深刻じゃないですか!」
「もううちの中暗くて暗くて。また泊まりに来ていいですか?」
「実話ですか! ではここで曲を聞いて下さい。僕ら2人のピアニカの演奏です」

「…………」
「……そういえばうちの弟、全然親父に似てないけど……」
「いや、こんなの……本気にするなよ。な」
「暑いー」
「だるいー」
「大変ですー。銀行に男が人質を取って立てこもっていますー」
「よーしー。出動だー」
「暑いー」
「犯人に告ぐー。だるいー。むだな抵抗はやめろー。おとなしく出てこいー」
「何をー。ポリどもめー。撃てるものなら撃ってみろー。人質に当たるぞー」
「助けてー。暑いー。撃たないでー」
「くそー」
「暑いー」
「俺にまかせろー」
「あ、あなたはー」
「特殊部隊の山岸さんー」
「だるいー。もう俺は特殊部隊の人間ではないー」
「山岸さんー」
「まさかあなたは死ぬ気ではー」
「何だてめえはー。暑いー。近寄るなー」
 パンー。パンー。
「山岸さんー」

 暑いー。
「どう。景気は」
「だめね、全然よ。そっちは?」
「客が来てたら遊びになんて来ないわよ」
「それもそうね。ああ、私たちの降霊術はそこらのインチキイタコと違って本物なのに、どうして客は来てくれないのかしら」
「恐山以外はバッタモンと思われてるのかもしれないわねえ」
「あの……」
「あっいらっしゃいませ!」
「いらっしゃいませ!」
「ええと、イタコの人がいるって聞いて」
「はい、わたくしです。どんな霊でも降ろせますよ」
「ちょっと! あんたの店はあっちでしょ!」
「だから何よ、私が先にいらっしゃいませって言ったのよ!」
「そんなの関係ないじゃないの」
「あの……どっちでもいいんですけど」
「あ、申し訳ありません、隣の店のイタコなんですよ彼女。さ、帰って帰って」
「いやああー帰らないー」
「それでお客様、どなたの霊を」
「ええと、母なんですけど」
「呼べますよ! ばんばん呼べますよ!」
「帰れって言ってんでしょ! お母様ですね。こちらにお名前をご記入ください」
「は、はあ」
「本村静子さんですね。それでは……」
「トオル。お母さんだよ」
「あっ。ちょっと何勝手に降ろしてんのよ!」
「か、母さん……母さんの声だ……」
「営業妨害で訴えるわよ!」
「お前も立派になったね……」
「そんなことないよ。母さんが死んでから僕、どうしようもないことばかりやって」
「いいえ。今のお前がそれを乗り越えてること、母さんにはよく分かるよ」
「わーわーわーわー」
「あの。邪魔しないでくれますか」
「ここは私の店なんですよ!」
「そうかもしれませんけど、母さんを呼んでくれたのはこっちの人だし……」
「あ、そういうことを言うんですか、そうですか」
「トオル。お前が私を忘れてなかったなんて、嬉しいよ」
「忘れるわけないじゃないか、母さん」
「トオル……」
「静子」
「えっ」
「立派になったね静子。お母さんだよ」
「か、母さん! 母さんなの?」
「そうよ静子。どんなにお前に会いたかったか」
「母さん! 母さん! わああああん」
「静子……! おおおおお」
「え、ちょっと。あの」
「わあああああ」
「おおおおお」

「ありがとうございました。30分で7千円になります」
 パッ
「あっ」
「停電だ」
「…………」
「つかないな」
「真っ暗だ」
「困ったわね、これじゃ動けないわ」
「だ、誰だ今の!」
「バカ、俺だよ」
「変な声出すなよ! びっくりしたー」
「ふふ、うまいでしょ。電話では一度も見破られたことないのよ」
「ゲッゲッゲッ。たいしたもんじゃのう、すっかりだまされたわい」
「うっわ! 何だその声!」
「ゲッゲッ。昔から妖怪声では右に出る者はないと言われておったのじゃ」
「そうだったの……。知らなかったわ、あなたにそんな特技があったなんて」
「おたがいさまじゃて。いや、それにしても長い停電じゃのう」
「おいてめえら、おとなしくしろ。停電に乗じて侵入した強盗だ。金を出せ!」
「そ、そんな。お金なんてありません」
「そこまでだ、動くな! 警察だ」
「くそっ! 野郎ども、ずらかるぜ!」
「へい、親分」
「がってんだ」
「逃がさん! 第2班は裏口に回れ!」
「お嬢さん、ケガはありませんでしたか」
「ええ、おかげさまで。頼もしいわ、刑事さんって」
「あなたのような美しいかたにそう言ってもらえるなんて、光栄ですよ」
「やだ、刑事さんたら」
「だが実はわしの正体は……バリバリバリ。ゲーッゲッゲッゲッ!」
「キャー」
 パッ
「あ、ついた」
「長かったな。ミニドラマになってしまった」
「でもさ、あの中に実はどっちもしゃべってなかったセリフがあったら怖いよな」
「俺もそれ思った。さっきお前、俺の番とばして2つセリフ言っただろ? あの時に」
「え? 俺は一つずつしか言ってないぞ。お前だろ、2つ続けて言ったの」
「おいやめろよ、本気で怪談にする気か」
「違うって、ほんとに言ってないよ。たしか途中の、強盗が入ってきたあたりだろ」
「そうそう。強盗だ、金を出せって俺が言って、その後」
「動くな、警察だって俺が言って……その前だ」
「弱々しい声で……お金なんてありません……」
「そうだ、それだよ! やばい、そういえば全然声違ってた。こえー!」
「お金なんてありません……そう考えるとすごい怖いセリフだな」
「きっと生前は金に困ってたんだろうな。借金苦で自殺とか……」
「やめろー。この部屋で寝るの怖くなるだろ。今まで何もなかったのに」
「あとさ、もう1回なかったか、セリフ2つ続いたの。あっちはお前?」
「あ、あった。俺じゃないよ。そっちも借金苦の霊か。2回も参加か」
「たしか強盗が逃げてくところだ。お前がずらかるぞって言って、俺がへい親分、その後」
「弱々しい声で……がってんだ……」
「こえー!」
「でも、別に借金苦ではなかったような気がしてきた」
「大丈夫。こんなタイルの汚れも、このオメガスポンジなら……」
 ゴシゴシゴシ
「ほーら、水だけでこんなにきれいに」
「わあー。すごーい」

「?」
「変なテレビショッピング」
「ほんと。タイル全然きれいになってないじゃん」
「……ん?」
「あ」
「あはは、なーんだ。テレビの画面が汚れてたんだ」
「どうもおかしいと思った。あはは」
「でも大丈夫。こんなテレビの汚れも、このオメガスポンジなら……」
 ゴシゴシゴシ
「ほーら、水だけでこんなにきれいに」
「わあー。すごーい」

「?」
「変なテレビショッピング」