ネタバレや腐臭発言が混じるらくがきメモ

2006年04月09日(日) タイムマシン

現在日曜洋画劇場で「タイムマシン」を放映中。前半見てないので見るのはまたの機会に。
そういえば原作であるH・G・ウェルズの「タイムマシン」も読んでいないのだけど、その作品名を聞くと星新一のエッセイを思い出します。たしか「ウェルズの次にタイムマシンを題材にした作品を書いたのは誰なのか」という話。
タイムマシンというのはウェルズの造語(多分)なわけで、本来ならば「タイムマシン」という作品内でしか通用しない言葉だったはず。しかし今「タイムマシン」は「時間超え装置」という意味の一般名詞になっている。これはウェルズの後で、誰かが自分の作品に「タイムマシン」という名前の時間を超える装置を登場させ、さらにまた他の誰かがそれに続いたということではないか。「恥知らずな人物のように思えるがその人物がいなければタイムマシンは一つのジャンルにはなっていなかったはずだ」という内容のエッセイだったような気がする。

なんとなく感銘を受ける話でした。今だったら「スタンド能力」という名前でスタンド能力と同じものを別の作者が自作品で出すようなものかもしれません。恥知らずというより「何考えてるんだ」と驚くような気がするんですが、もしも荒木先生がそれに対して怒らなければ、いずれは「アクション」とか「ラブコメ」とかと同じようなくくりで「スタンド」というジャンルができるかもしれない。「新連載! 奇才が放つスタンドストーリー!」とか堂々と次回予告に書いてある未来もちょっと素晴らしいですよね
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