ネタバレや腐臭発言が混じるらくがきメモ

2008年07月31日(木) たのしい三国志

脳がもう何度目か分からない突発三国志ブームを起こしてました。今回こそは三国志サイト作るか…と思ったけど落ち着いてきたので見送った。ブームのたびに自分三国志の年表が少し埋まります。
人は誰でも自分三国志を持っていると思うんですが、私のやつは姜維と黄皓が仲良しだったり、人がろくに年取らなかったり、一部の武将が女の子になってたり、赤兎馬が人間に化けたりするたぐいのものです。限られた情報を曲解して歴史を捏造する楽しさをビックリマンシール裏書きで覚えた者として、こうなるのは避けられなかったのだと言いたい。けどそんな残念三国志でも、いつかサイトにしたい気持ちはあるのですよ
そんなわけでここでちょっと、自分三国志内の愛する人たちを一部書いてみようと思います。実在の人物とは一切関係ありません。ごめんなさい。特に性別が変わったりしてる方々。

・劉焉
清濁併せ呑むヒーロー。生まれ育ちが高貴で一回官職を辞して教師をしてたとかいう、なんかよくわからないけどすごい属性持ち。益州におさまり、豪族をどんどんつぶしつつ五斗米道を味方につけ、この頃益州で水賊やってた甘寧を手なずけたりもしていたらしい。豪族つぶしとかで劉焉にこき使われる甘寧。萌え。しょうがねえ親父だなあとかぼやいたりしてるといいと思う。皇族なのに米賊や水賊と仲がいいとか「あの浪人が実は将軍様!?」的なものを感じます。
五斗米道と甘寧はどっちも劉璋の時代になると反乱してしまうので、きっと劉焉は単品での魅力がすごかったに違いない。だったら息子にちゃんと引き継げと言いたいけど、劉璋が蜀に来てから劉焉が死ぬまでに1年くらいしかないはずなので、それよりずっと前から益州にいる兄の劉瑁が本当は跡を継ぐはずだったのに突然の不幸が襲った!みたいな展開を夢見ちゃうんです。

・劉瑁
その劉瑁はなにやら精神を病んで亡くなったそうだけど、劉焉の死の10年以上後に曹操に将軍位もらったりしてるので生きてはいた…はず。この人仮病だったんじゃないかと疑っている。劉焉が死んだのと同時期に劉瑁が重病で危篤状態にもなったりした→劉璋が跡ついだ→劉瑁「ごめん治っちゃった」みたいなことがあって、正統後継者だった人がぴんぴんしてたら家中がごたごたするので病気の後遺症が残ったことにした。基本的には元気なんだけど、人前で時々大声で叫ぶなどしてちょっと残念な状態になったことをアピールしつつ、劉焉から引き継いだ裏の人間関係を劉璋に引き継いでいく劉瑁。しかし劉璋は暗愚ではないものの、長い間中央の都で帝の側仕えをしていた人。賊とか宗教団体とかとうまくやっていくことはやはり難しいのだった。あと甘寧は劉焉死んですぐ反乱したのでそもそもどうにもならなかったのだった。

・呉懿&呉氏
その劉瑁の奥さんである呉氏、その兄の呉懿。早くに父を亡くしたが父の知り合いが劉焉だったから一緒に蜀に行ったとか、妹を劉瑁の嫁にしたのは劉焉だったとか、呉懿は劉焉の息子的存在だった感じのエピソードが心を温めてくれます。そんなわけで劉瑁が仮病だということは劉璋の他には呉懿と呉氏だけ知っている方向で。
本当は国主の正室と外戚になるはずだったのになあ、と劉瑁は呉兄妹に悪いなと思ってるんだけど、むしろその方が気が楽ですみたいな兄妹。呉懿を息子同様に可愛がっていた劉焉は、息子同様に厳しく鍛えるつもりで甘寧に預けたりしたので呉懿は益州の裏事情とかを肌で知っているおいしいポジションにいます。妹は後に劉備の正室になったりするのですごい。どっちも長生きなので劉禅が成長しても存命している。異世界ファンタジー要素が入る三国志は劉禅が世界観を揺るがすキーマンになることが多いような気がしますが、そこに至るまでの経緯としてこの兄妹の果たす役割は大きいはずです。

・張魯&張衛
張魯の祖父張陵は、みんなが見てる前で天に昇ったとかいう仙人伝説の持ち主。なので妙に逸話のある張魯の母は逆に天から舞い降りてきた天女ということで。そして張魯は女の子でお願いしたい。張魯は女の子でお願いしたい(大事なことなので2度)張魯の父張衡が死んだ時に張魯はまだ3歳くらいのガチ幼女なんだけど、前教祖×天女というサラブレッドな血筋なので、信徒は崇め奉ること甚だしく混乱も少ないのだった。
もう一人のサラブレッド張衛はその時点では母の腹の中。生まれてきた彼を利用しようとたくらむ叔父の張脩…。益州平定に五斗米道を利用しようとする劉焉…。賊同士だから的な流れで張魯張衛の子守役をさせられる甘寧…。萌え目線で見る当時の益州は色々とおいしすぎるのです。
そういえば馬超は漢中に滞在した時に馬秋という息子を作っているそうで、またそういう嬉しい存在を歴史書に残すから困る。殺されたという話ですが、そんなの妄想的に許されませんよ。曹操に米道が降伏した時、幼い馬秋を連れて張衛出奔みたいなのでよろしく

・張遼
自分三国志の初期主人公は彼です。呂布軍にいた頃の張遼って世間的にどういう人物像なんだろう。なんかその頃はあんまり活躍してないというかむしろ弱かったくらいのイメージがあるのですが…。最終形態はあれだけど、ゆっくり成長した努力型だったり…するといいなあ。弱かったり逃げたり泣いたりしたけど私は元気です。一生懸命努力して20年以上かけて遼来来の境地までたどり着く正統派主人公。でもよく考えたらそういうのって脇役のキャラ付けかも。

・楽進
史実で張遼と仲悪いとか書かれちゃう楽進。小柄・元文官ということで、あやうく張魯に続いて女の子になるところだった。ただ張遼との関係を考えると、楽進が女だったら間違いなくメインヒロインになってしまうので、人間関係の広がり的にちょっとそれは避けたい事態なのでした。だから男です。
それにしても文官(小柄)を武将にコンバートする曹操の無茶さには惚れ惚れする。楽進は呂布包囲戦の時に別将を撃破したということなので、これがまだ弱かった頃の張遼だったりすると燃えるんですがね。けど成長し続ける張遼にそのうち追い抜かれるんです。うーんいい関係。武官の中で唯一曹操より背が低いとかどうでもいい設定が欲しい。

・李典
張遼、楽進と来たら外せない人。ただ張遼と楽進は同年代っぽいけど李典は多分十歳以上は年下なので三すくみという感じになるのは難しい気がする。呂布軍に縁者が殺されたりしてるので子供の時にその事件が身近にあったせいで張遼との仲が険悪だったりとかするのかな

・麋竺
自分三国志内で女になっちゃった人その2。妹が劉備の奥さんなわけですが、実は同一人物でしたという…麋竺=麋夫人という…こやつめハハハ! 呂布に城を取られて夫人がみんないなくなった時に、寂しい慰めてくれみたいな流れで関係をね。
優秀な文官と側室という二足のわらじ生活を続けるが、長坂の趙雲一騎駆けの時にどう見ても甘夫人と阿斗だけでせいいっぱいなので「私は置いて行ってください」「いやしかし」「流民に紛れて逃げます。大丈夫です」とかそんな感じで戦場に残って行方不明に。未練を持たせたくないから井戸に飛び込んだと伝えてほしい、もし生きてたらあれは嘘でしたーこやつめハハハですむ、と言われて劉備にそう伝える趙雲。その後劉備は呉に渡って赤壁を経てまた荊州に戻り、生き残った夫人が甘夫人だけ(そして子供は阿斗だけ)になったので甘夫人を正室にする。甘夫人が体を悪くしてるので早く元気になってくれという意味もあったのだけど、そこに実は生きてた麋竺が帰って来ちゃう。めでたいんだけど正室決まった直後なので微妙な空気に。家柄やこれまでの貢献などから考えると麋夫人が正室になるべきでは、などという心ないささやきを気にして甘夫人の病がますます悪化、でも自分が死ねば丸く収まるとか思う甘夫人。麋竺は甘夫人に、これからますます忙しくなるので自分は文官に専念する、私は夫人をやめます、劉備様の室はあなた一人だから早く元気になってください、と言って劉備の側室の立場を捨てるのだった。そんな経緯を見て、井戸に飛び込んだと伝えるにしてももっとうまい言い方があったのではと責任を感じる趙雲。堅物なりに色々考えた結果趙雲は麋竺に、責任を取ってあなたを妻にしますとか言い出し、何を言ってるのかと笑う麋竺だったが、その後趙雲が趙範の兄嫁を劉備が世話しようとしたのに断ったりしたので、もしや本気だったのかしらと困惑。そうこうしているうちに甘夫人が亡くなり、周囲が麋夫人復帰を囁く中(本人は否定)、孫権の妹と劉備の縁談話が持ち上がり、なんやかんやで結局趙雲×麋竺。趙雲が奥向きの取り締まりとかしてたのはその関係だったということでひとつ。

・魏延
女になっちゃった人その3。えろいお姉さんキャラ。韓玄にお誘いをかけて褥の中で首を取り、城を劉備に明け渡しました。そんな魏延を劉備が将として用いようとしたので「おい待てこら」ともっともな制止をする孔明。けど結局将になってしまう。破廉恥な格好でうろついたりするため、特に文官たちの評判はとても悪く滅多に都に呼ばれない。でも戦場の魏延を知っている人には認められているのだった。孔明とも仲がいい。馬岱とも仲がいい。わしを殺せるイベントはなし。劉備がいなくなってだんだん居心地悪くなってきたのは感じていたので孔明の死を契機にマイク置いて引退。泣く配下の兵たちは馬岱が引き継ぎました。

そういえばこういったたぐいの三国志二次創作では、袁術が死んだ後の玉璽の行方というのは欠かせないと思うんですが、自分三国志では袁術は袁紹の元に向かってたということで袁紹に届けられる→袁紹が三男袁尚に渡す→公孫康が袁尚殺害時にくすねる→息子に受け継がれる、というわけで都の公孫晃が持っている感じでした。そして遼東の風見鶏である弟の公孫淵はこの玉璽を使って成り上がる野望を持ち、帝位を伺っている司馬一族に玉璽の存在を匂わせてみたり、呉の孫権に貢ぎ物をする際に玉璽の複製を入れて「これに見覚えはございませんか。本来これを持つべきなのはどなたなのか…」みたいな手紙を入れてみたりする。しかし孫権は「この世に一つしかない物なんか持っているとろくなことがない」という考えの持ち主で、父が死んだのはこれのせいではないかと思っているせいもあって玉璽とか大嫌い。他の件はともかくその汚ねーハンコの話は今後一切俺にするなみたいな返事をしたので、あてがはずれた公孫淵は呉の使者を斬り殺したりする。その後公孫淵は司馬一族に狩られて死に、都の公孫晃も連座して死亡、玉璽は司馬昭の手に渡る…。玉璽には夢がいっぱいですね。司馬昭はなんとなく苦労人な感じがすごく好きです

ちなみに一番好きなのは孫権かもしれない。晩年のあれこれにはちょっとしょんぼりする
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